MRI検査,CT検査 等の画像診断 依頼,健診会 東京メディカルクリニック

腹部のファーストチョイス

肝臓

CT造影

肝腫瘤は、存在診断、質的診断ともに造影CTが第一選択です。多くの肝腫瘤は、血流状態の把握により鑑別が可能であり、ダイナミック造影が非常に有用です。単純CTは、肝の変形や脂肪沈着を見ることはできますが、その情報量は造影CTと比較して少ないです。MRIは、造影CTを撮像した上で、更なる情報が必要な場合に検討します。

胆嚢

MRI

胆道系の描出はMRIが優れています。MRCPの撮像により、胆嚢、肝管~総胆管まで胆道系全体の描出が可能です。本来、MRIの不得意とする石灰化結石の検出も周囲の水(胆汁)とのコントラストが高いため明瞭に描出されます。CTで検出が困難なX線陰性結石の検出も可能です。胆嚢壁の描出にも優れ、胆嚢腺筋症などの診断にも有用です。
*急性胆嚢炎、総胆管結石症は、急性腹症を参照

膵臓

CTMRI

膵疾患の検査として、CTとMRIはともに有用です。通常は、画質の安定したCTが最初に選択されます。MRIは呼吸や腸管の動きによるアーチファクトで必ずしも画質は安定しません。充実性腫瘍が疑われる場合には、ダイナミック造影が必須です。MRIは主膵管の描出に優れ、主膵管拡張の有無やIPMNをはじめとした嚢胞性病変に対してはMRCPが第一選択です。
*急性膵炎は、急性腹症を参照

腎臓

CT

尿路系に結石が疑われる場合、第一選択はCTです。MRIでは尿路系の結石を描出することは困難です。尿路系に腫瘍性病変が疑われる場合には造影CT、特に動脈相(早期相)と排泄相(後期相)を含んだダイナミック造影CTが第一選択です。動脈相で腎実質の充実性腫瘤の有無を、排泄相では尿管に排泄された造影剤により腎盂~膀胱開口部までの尿管全体の走行や尿管内の腫瘍の有無を把握することが可能です。

急性腹症

CT

急性腹症は、ほぼ全ての腹部臓器が対象となり得ます。従って短時間に腹部全体を撮像できるCTが急性腹症の第一選択です。石灰化や血性腹水の検出のために単純CTの撮像は必須です。さらに造影検査を追加すると、より有用な情報が得られることがあるので、適宜、検討します。MRIは石灰化やfree airの描出が困難であり、検査時間も長いので、急性腹症における有用性はCTに劣ります。

Topics 肝臓MRIの造影剤

肝臓MRIの造影剤は、CTや多臓器のMRIと異なり、3種類の造影剤があります。その特徴を理解し、各患者さんに適した造影剤の選択をする必要があります。不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

ガドリニウム:

最もポピュラーな造影剤、ダイナミック造影により血流状態を評価する。多臓器のMRI造影剤としても使用される。血管腫やHCCなど血流状態の把握により診断が可能な腫瘍の評価に有用

EOB(肝細胞特異性造影剤):

血流状態の把握と肝細胞成分の有無を同時に評価できる。投与直後はガドリニウム造影剤と同様の役割を果たし、その後は肝細胞に取り込まれるため肝細胞成分の評価も可能。

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